『ONE PIECE』まさか味方だったの…？立場を超えて“ルフィを守った”最強キャラクター【２選】

『ONE PIECE』といえば、ルフィたちが遭遇する、多彩なキャラクターも魅力的で、今までもたくさんのキャラクターが登場しました。その中にルフィの味方をしてくれた最強キャラクターがいます。

それが“黄猿”と“シャンクス”です。1人はルフィの敵として、1人はルフィの憧れとして登場しました。
今回は“ルフィの味方をしてくれた最強キャラクター2選”をご紹介します。

※この記事は111巻までのネタバレを含みます。

黄猿

海軍三大将の一角にして、光を操る“ピカピカの実”の能力者である黄猿。エッグヘッド編で、黄猿はベガパンク抹殺という任務を受けながらも、明らかに“本気を出していない”動きを見せ続けました。

旧友であるベガパンクを狙いながら、どこか迷いのある表情を見せ、ルフィと戦いながらも、昔を思い出している様子でした。黄猿は当初から「どっちつかずの正義」を掲げており、常に迷いを抱えていたキャラクターでもありました。

そして黄猿は、親友ベガパンクの側近で、一緒に過去に大好物のラーメンまで食べた戦桃丸と戦う事になってしまいました。黄猿にとっても、数少ない心を許せる者。けれど黄猿の任務は“ベガパンクの抹殺”で、戦桃丸の信念は“ベガパンクを命懸けで守る”こと。

2人は、“任務”と“信念”で、分かれてしまったのです。
それでも黄猿は“命令”に従いきれず、心が追いついていない様子を見せます。光速の男であるはずなのに、自分の“本心”には追いつけない…。戦いの途中でルフィに吹き飛ばされ、サターン聖に任務を委ね、自らは戦線を離脱。その後、なんとルフィに食事を与えるという行動までとります。

そしてさらに、全てが終わったエッグヘッドで、心無い赤犬の言葉にブチギレた黄猿。

結果的に麦わらの一味も、ベガパンクも戦桃丸も、くまもボニーも逃してしまいます。もしかしたら黄猿は、実はずっとルフィの味方なのかもしれません。黄猿は“命令に忠実な正義”を装いながら、本心では“自分の信じた正義”に従って動いた。実はこれは、ルフィと同じ“自由”の在り方とも言えるでしょう。

シャンクス

ルフィの命の恩人にして、四皇。圧倒的な覇王色で世界を制する実力を持ちながら、シャンクスがルフィに託したのは“未来”と“夢”でした。

シャンクスはルフィが海賊王を志すきっかけであり最終的な目標でもあります。そしてシャンクスはこれまでに何度も、ルフィを“陰ながら”助けている恩人なのです。

マリンフォードでは、頂上戦争を止めるために堂々と乗り込み、ルフィの命を守るため、世界政府相手に「まだ暴れたりねェ奴がいるのなら来い…！！！おれ達が相手をしてやる！！！」と言い放ちました。（59巻第580話）

またワノ国編では、海軍大将・緑牛の襲来に対して、遠く離れた場所から“覇王色の覇気”でけん制。戦いを避けた状態でルフィの仲間たちを守りました。

シャンクスは、ルフィを“次の時代を切り開く者”と信じて、あえて遠くから見守り続けているのです。

黄猿とシャンクス

ここで一つ、2人には共通点が浮かび上がります。黄猿は海軍の中将でありながら、ルフィを殺さなかった。シャンクスは四皇でありながら、政府とのつながりを持ちつつ、ルフィを守りました。

2人とも立場的には“麦わらの一味”と敵であるはずが、ルフィに味方するような行動をとっているのです。

黄猿には、かつてベガパンクと夢を語り合った“青春”があり、シャンクスには、ロジャーから受け継いだ“世界をひっくり返す”という使命がある。だからこそ、彼らはルフィの前に立ちはだかることができなかった。あるいは、立ちはだかってはいけなかったのかもしれません。

ルフィは“人の心を動かす存在”。その影響力は、最強とされる男たちの心までも動かし、立場を超えて“味方”に変えてしまうのかもしれません。

まとめ

今回は“ルフィの味方をしてくれた最強キャラクター2選”をご紹介しました。

そしてこれから“黄猿”と“シャンクス”と同じように、ルフィの味方をする“最強”が現れるかもしれません。

ルフィの“自由”は、時に最強の心をも動かす。それはまさに、すでに2人が未来の海賊王として、ルフィを認めている証そのものなのかもしれません。

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出典：「ゆっくり考察クリーム」
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