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日曜放送だからこそ“見てほしい理由”とは? 週末の夕方でしか味わえない大人気アニメの“効果と魅力”

  • 2025.6.26

「アニメを観る気力がない」「長いシリーズはどこから入ったらいいのかわからない」といった悩みを抱えている人も多いだろう。そんなあなたにおすすめなのが、現在放送中のTVアニメ『ウィッチウォッチ』だ。本作は、さっくりと観られるうえに元気をもらえる。そして、気が滅入りがちな日曜日の夕方にうってつけの作品になっているのだ。

忙しいあなたにぴったり!サクッと楽しめる『ウィッチウォッチ』の“観やすさ”

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(C)篠原健太/集英社・ウィッチウォッチ製作委員会・MBS

『ウィッチウォッチ』は、魔女見習いの高校生・若月ニコや、幼なじみであり鬼の末裔・乙木守仁(おとぎもりひと)のドタバタな同居生活を描いたファンタジックラブコメ作。本作が観やすい理由のひとつに、“3本立て構成”が挙げられる。第2話の『大型ルーキー』『ファミレス行こ!』『飛ぶ教室』や、第9話の『伽羅へ』『新しい友達』『デート・ウィズ・ザ・ナイト』のように、短いエピソードが3本立てで描かれる回が多いのだ。

他の作品は、1話につき1つのエピソードか、途中で挟まるCMを区切りにして前半のAパートと後半のBパートにわかれ、2つのエピソードが描かれることが一般的だ。しかし、その場合1話で完結せず次回に続いたり、前後のストーリーの繋がりが重要になったりする。『ウィッチウォッチ』はそれぞれ1話完結型のことが多く、気軽にサクッと観られるつくりになっている。

また、第8話で登場した爆笑エピソード『カンシのバイト日記~内職~』にも触れておきたい。このエピソードは、魔法によって速度が10倍速になった風祭監志(かざまつりかんし)の困難と苦悩をコミカルに描いており、人気エピソードランキングでも第1位を獲得している。キャラクターの相関図がシンプルなのもあり、前後の流れをそれほど気にせず、手始めにこういった人気エピソードから視聴しやすいのも本作の魅力だ。

『ウィッチウォッチ』が“日曜17時”に刺さる理由

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(C)篠原健太/集英社・ウィッチウォッチ製作委員会・MBS

『カンシのバイト日記~内職~』だけでなく、『ウィッチウォッチ』はクスッとなるギャグとゆるい日常をメインに描いており、難しいことを考えずに観られる。ギャグの中には、知っているとつい笑ってしまうような“パロディ”の数々も。たとえば、第2話ではニコの担任の教師・真桑悠里が「無限城来ちゃった?」と『鬼滅の刃』に登場する鬼舞辻無惨の本拠地にたとえてつっこむシーンがあり、SNSでも反響を呼んだ

第10話では、生徒会長・清宮天流(きよみやてんりゅう)の手が帽子にくっついている理由を説明する場面で、帽子と髪の毛が一体化している『ジョジョの奇妙な冒険』の主人公の一人・空条承太郎が登場。『ウィッチウォッチ』の原作漫画が連載されている“週刊少年ジャンプ”(集英社)の作品やキャラクターを中心に、毎話のようにパロディが繰り広げられているのだ。

特にパロディネタが本領発揮しているのが、次回予告だ。第10話で流れた次回予告では、「オッス!オラ、天流!」「生徒会最大のかめはめ波~!」と生徒会メンバーが全力で『ドラゴンボール』のパロディをしていた。アニメの本編が終わると、エンディング以降はスキップしてしまう人も少なくないだろう。だが、最後まで観たくなるような視聴者を離さない仕掛けが『ウィッチウォッチ』にはある。

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(C)篠原健太/集英社・ウィッチウォッチ製作委員会・MBS

『ウィッチウォッチ』が放送されているのは、毎週日曜日の17時から。日曜日の夕方といえば、明日から始まる学校や仕事のことを考え、多くの人が憂鬱な気分になる時間帯ではないだろうか。しかし、観やすいうえについ笑ってしまうゆるいギャグが満載の本作は、日曜日に観るのにちょうどいい。「明日からがんばろう」と前向きな気分に変えてくれる効果が『ウィッチウォッチ』にはあるのだ。あなたも本作を観て、明日への活力をチャージしてみてはいかがだろうか。


ウィッチウォッチ
ABEMAにて毎週日曜日夜9時より最新話を無料放送
[番組URL]https://abema.tv/video/title/593-12
【(C)篠原健太/集英社・ウィッチウォッチ製作委員会・MBS】

ライター:まわる まがり
主にアニメについての記事を書くライター。コラムやレビュー、映画の作品評を手がける。X(旧Twitter):@kaku_magari